かなり昔に消費者金融からお金を借りて、今なお返済に追われている人はいないでしょうか。そのような人は、一度過払い金請求を検討してみることをお勧めします。今から10年以上前に消費者金融と契約した場合、今よりも金利は高くなっています。これはいわゆるグレーゾーン金利と呼ばれるものです。
なぜこのような呼ばれ方をしているかというと、法定金利以上の金利を払う仕組みになっていたのに、処罰の対象になっていなかったからなのです。しかし2006年の最高裁判決で違法とされたため、その後一気に過払い金請求が進むことになりました。そもそもグレーゾーン金利があった頃は、金利を余計に払わされていた分、なかなか返済額が減らず、そのため長期にわたる返済を余儀なくされていることもあるのです。
もし請求をする場合は、金融機関との交渉があるため、自分でやるよりも弁護士に頼んだ方がいいでしょう。但しことと次第によっては、過払い金請求でなく、債務整理、特に任意整理となってしまうこともあります。もしそれでもよければ、弁護士に手続きを進めてもらうこともできます。この場合はブラックリストに登録されることになるので、その点がハンディといえます。しかし任意整理となった場合でも、返済額がかなり減った状態になりますので、返済はしやすくなります。いずれにしても長期間消費者金融を利用し、返済が大変で困っているという人は、債務整理に強い弁護士に相談をしてみるといいでしょう。