2018年に関西地方は極めて風の強い台風に見舞われ、大阪の我が家も屋根のスレート瓦が何枚か飛ばされ、また飛んできた瓦でベランダの塩ビの波板が破損すると言う被害を受けました。
火災保険に自然災害特約を付けていた事は覚えていましたが、補償がどの様になっているかは全く覚えてはいませんでした。そこで、すぐに契約書を取り出して、色々書かれている内容を確認しましたが、今一つ良く分からない点もありました。
そこで電話で問い合わせをすべくネットで保険会社のHPを確認しました。すると、トップ画面に西日本豪雨・大阪北部地震・台風21号と被害を受けた自然災害別に電話番号が記載されていました。
さっそく、記載されていた電話番号に電話をしましたが、全く繋がりません。被害に遭った翌日に数回掛けたものの繋がらず、その次の日も電話は繋がらず、ようやく3日目に電話がつながりましたが、折り返し電話をすると問い合わせがあった受付のみで、内容等について質問する事も出来ませんでした。
それから何日待っても電話が来る事はなく、3週間ほどした頃に被害状況の申告・保険金請求の書類が突然送られてきました。
添付されている文章には、余りにも被害件数が多く、折り返しの電話も中か無理だとして、そうした措置が取られた事が記載されていました。
補償内容の概要によると、住宅本体部分なら10万円以上の損害に対して保険金が支払われるものの、テレビアンテナ等の本体以外の損傷には適用されないとの事でした。
保険金が下りるか否かに関わらず、屋根の損傷個所を放置しておく事はできず、知り合いの大工さんに屋根瓦の修理をしてくれる業者さんを紹介してもらい、修理をお願いしました。
修理依頼は翌日の遅くに出来たので、順番待ちは5軒足らずで、3日目に修理をしてもらう事が出来ました。修理前に業者さんに色々な角度から写真を取ってもらい、修理に着手してもらいました。
事前に頂いた修理見積では費用は15万円でした。実際に修理してもらった請求書も同額で、いずれも保険請求のために大切に保管して、保険会社からの連絡を待ちました。
自然災害による屋根の修理は、地域で広範に被害が生じるため、余り体験談で語られる事はありませんが、保険会社と連絡が取れずにイライラする事も少なくありません。
しかし時間は掛かっても、被害修理を賄えるのですから、やはり地震保険やその他の自然災害特約にも加入しておくべきだと強く感じました。